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「曲目解説」 (三輪 壮一)

1.皆さん良くご存知の3曲でしたが、さて何の映画の曲だったか分かりますか?

2.こいぬのうんち (朗読とピアノソロ・連弾曲)

「こいぬのうんち」韓国で大ヒットした童話です。誰にも相手にされずに孤独に苛まされていた「こいぬのうんち」が、たんぽぽに「綺麗な花が咲くにはあなたが必要よ」と言われ、生きる自信に目覚めます。めだたないもの、弱いものの存在意義を問いかけるお話です。
寺嶋陸也氏が、この物語にピアノ・ソロ(11曲)と連弾(1曲)を付けて、お話とピアノ演奏による音楽物語に仕上げました。
  1.こいぬのうんち
  2.すずめのからかいうた
  3.なげき
  4.つちくれのからかいうた
  5.おおなき
  6.つちくれのうた
  7.にぐるまのおじさん
  8.ひとりぼっち
  9.にわとりとひよこ
  10.あめとたんぽぽ
  11.はる
  12.はる(連弾)

休 憩


3.ハンガリー舞曲より5曲(第1番〜第5番)

ブラームスは、ハンガリーの名ヴァイオリニストのレメーニーからジプシー音楽のメロディやリズムなどを教えてもらい、全21曲のハンガリー舞曲を作曲しました(1869年出版)。この曲集は大成功を収めましたが、成功を妬んだ人々から「盗作である」と訴訟を起こされるまでになりました。ブラームスはあくまでも「編曲である」とし、自身の作品番号を付けませんでした。
最初はピアノ連弾曲として作曲されましたが、後にブラームス自身やドヴォルザーク等によってオーケストラ曲にも編曲されています。
今日演奏される5曲の中で、第1番と第5番は特に人気の高い曲です。

4.「ラプソディ・イン・ブルー」

 1924年、ガーシュインはジャズ王と呼ばれたポール・ホワイトマンから、ピアノとジャズ・バンドのための曲の作曲を依頼されました。ガーシュインがピアノ・ソロ部分を、「グランド・キャニオン」の作曲で有名なグローフェがオーケストレーションを担当し、先ずピアノとジャズ・バンド曲として作曲されました(第1版)。グローフェは、後にピアノとオーケストラのための曲として編曲しています(第2版)。今日ではこの第2版で演奏される機会が多くなっています。
今日演奏されるのは、H.レヴァインがピアノ連弾用に編曲したものです。