「曲目解説」 (三輪 壮一)
1.主よ、人の望みの喜びよ J.S. バッハ
カンタータ第147番に含まれるコラール。バッハの作品の中で最も親しまれている曲と言えるでしょう。原曲は管弦楽伴奏の合唱曲ですが、今回は、小林秀雄がピアノ連弾用に編曲したものを使います。
2.日本の四季 中田喜直
中田喜直が1977年に作曲したピアノ連弾曲(全6曲)。
日本の四季を歌った歌曲が随所に散りばめられています。彼の作品の他によく知られている唱歌も使われていますが、皆さんご存知の曲が幾つ入っていますでしょうか?
・春がきて、桜が咲いて
・五月晴れと富士山
・長い雨の日と、やがて夏に
・さわやかな夏とむし暑い夏と
・初秋から秋へ
・冬がきて雪が降りはじめ、氷の世界に、やがて春の日差しが
3.ハンガリー狂詩曲 第2番 フランツ・リスト
全部で19曲ある「ハンガリー狂詩曲」の中で最も有名な曲です。
遅く荘重な「ラッサン」の部分と、速いテンポで激しい「フリスカ」の部分から構成されています。原曲はピアノ独奏ですが、今回は L. Windspergerがピアノ連弾用に編曲したものを使います。
4.舞踏組曲「くるみ割り人形」 チャイコフスキー
「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」と並ぶチャイコフスキーの3大バレーの1つで、彼の死の前年(1892年)に作曲されました。クリスマスの夜のおとぎ話が主題ととなっています。
組曲は、チャイコフスキーが全幕の音楽から8曲を抜き出して演奏会用組曲に編成したものです。 原曲(全8曲)は管弦楽曲ですが、今回は E. Langerがピアノ連弾用に編曲したものを使います。
・小さな序曲
・行進曲
・こんぺい糖の踊り
・ロシアの踊り(トレパーク)
・アラビアの踊り
・中国の踊り
・葦笛の踊り
・花のワルツ